拉致被害者などへメッセージを流す北朝鮮向け短波ラジオ放送「しおかぜ」が、資金不足で放送継続に黄信号がともっている。運営する特定失踪(しっ そう)者問題調査会への寄付が景気悪化で急減したため。調査会は「救出活動が行われていると伝える貴重な手段。何とか続けたい」とカンパを呼び掛けてい る。
放送は二〇〇五年開始。札幌出身の石岡亨さん=失跡当時(22)=ら政府認定の拉致被害者と、調査会が拉致の疑いがあるとして公開中の 失踪者計約二百七十人の名前、家族の手紙の代読などを毎日の朝夜三十分ずつ日本語、朝鮮語、英語、中国語で流す。番組は調査会が制作し、茨城県内の送信所 から放送。北朝鮮からとみられる妨害電波の対策で不定期に周波数を変えている。
報道で拉致を知った個人の寄付を中心に運営を賄ってきたが、昨年来の景気悪化に、世界同時株安が追い打ちを掛け寄付が落ち込んだ。運営経費は送信費、制作費を含め最低でも年間千五百万円。「年度内はめどが立ったが、来年度以降は予断を許さない」という。
担当する調査会理事の村尾建児(たつる)さん(43)は「放送は拉致被害者を見捨てていないというメッセージ」と意義を語る。寄付の振込
先はしおかぜ通信のホームページ(http://www.senryaku-jouhou.jp/shiotsuu.html)を参照。問い合わせは調査
会(電) 03・5684・5058へ。













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